こっこ

反社会組織

物心ついた時から、表現者になりたいと思っていた。

作ることは喜びだったけど、どんなに作っても作っても、人は見ないし、批評され、流されていく。

表現するということがこんなにも難しいことなんだと分かった。

やればやるほどに見放され、誤解され、傷つき、堕ちていく。

恋人を失い、友達を失い、立場を失い、体だけが残って、真っ白なキャンバスだけが残る。

いつだって自由で、いつだって孤独で、いつだって真っ白だ。

こんなに苦しいのに、作ることでしか楽園には行けない。 

どさくさに紛れて、ボロボロになって、それでも作る。

作って作って作って作って死ぬだけだ。

他に何ができよう。